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ブックオフ/6~8月、全社コスト増加で営業利益25.8%減

2023年10月13日 10:15 / 決算

ブックオフグループホールディングスが10月12日に発表した2024年5月期第1四半期決算によると、売上高261億8300万円(前年同期比10.4%増)、営業利益4億900万円(25.8%減)、経常利益5億2400万円(21.0%減)、親会社に帰属する当期利益3億800万円(52.7%減)となった。

<ブックオフの店舗>

各事業において売上高が前年同四半期を上回ったことで、連結売上高は前年同四半期を上回った一方で、連結経常利益は、全社コストの増加などにより、前年同四半期を下回った。また、前年同四半期における特殊要素(グループ再編に伴う税負担軽減)の剥落により、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同四半期を大きく下回った。

国内ブックオフ事業は、第1四半期連結累計期間において、「BOOKOFF PLUS ヨシヅヤ新稲沢店」を出店した。既存店においてトレーディングカード・ホビーの売上高が、前年同四半期を大幅に上回ったほか、アパレル、貴金属・時計・ブランドバッグ、ソフトメディア等の売上高も前年同四半期を上回ったことで、売上高232億100万円(8.9%増)となった。

一方で、商材構成比の変化に伴う売上総利益率の低下や、第2四半期以降の出店に対する開業費用が先行したこと等により、販売費・一般管理費の増加が売上総利益の増加を上回り、セグメント利益7億9900万円(4.4%減)だった。

プレミアムサービス事業は、「hugall」の仕入在庫について相場状況に合わせて売却を進めたことや、「BOOKOFF総合買取窓口」「aidect」の仕入高が前年同四半期を上回ったこと等で、売上高16億6400万円(23.3%増)、セグメント利益1億1400万円(59.9%増)となった。

海外事業は、アメリカ合衆国内の「BOOKOFF」、マレーシア国内の「Jalan Jalan Japan」ともに過年度の出店が寄与し、売上高が前年同四半期を上回ったことで、売上高10億5700万円(16.0%増)だった。

一方で、今後の積極出店に向けた人員拡充や待遇改善等により、給与及び手当、パート・アルバイト給与等、販売費及び一般管理費の増加が売上総利益の増加を上回り、セグメント利益1億6600万円(4.6%減)となった。

通期は、売上高1060億円(4.1%増)、営業利益26億円(0.8%増)、経常利益30億円(1.3%減)、親会社に帰属する当期利益16億円(42.2%減)を見込んでいる。

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