コメリ/4~9月営業利益19%減、園芸・農業資材が苦戦
2023年10月24日 15:37 / 決算
コメリが10月24日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、営業収益1942億7700万円(前年同期比1.8%減)、営業利益138億2700万円(19.0%減)、経常利益138億1700万円(16.3%減)、親会社に帰属する当期利益92億4200万円(18.2%減)となった。
売り上げ面は、第1四半期は、天候不順の影響を受けた。主力フォーマットであるハード&グリーンを中心に、ガーデニング・家庭菜園に関連する商品、農家も利用する単管パイプ・合板、資材の販売が前年を大きく下回った。
第2四半期は、7月以降の記録的な猛暑により、エアコン・空調機器や夏物作業衣料などの季節商品の販売は堅調だったものの、園芸農薬や屋外作業に関連する商品の販売が低調に推移した。また、昨年発生した台風による防災需要の反動を受け、波板や木材といった補修に関連する商品の販売も苦戦した。
利益面は、核カテゴリーである園芸・農業資材の販売が低調に推移。原材料の高止まり、円安の長期化による仕入れ価格の上昇の影響を受け、減少した。
店舗面は、コメリパワーを2店舗、コメリハード&グリーンを4店舗開店。業態転換、移転増床に伴い、コメリハード&グリーンを3店舗閉店した。
9月末の店舗数は、パワー96店舗、PRO12店舗、ハード&グリーン1104店舗、アテーナ5店舗、合計で1217店舗となっている。
さらに、PB商品の売上高構成比率は、前年同期比1.4%増の48.6%まで高まっている。
通期は、ガーデニング・家庭菜園に関連する商品の不振、昨年の台風による防災・補修需要の反動が大きく、売り上げ、利益面ともに下方修正した。
営業収益は前回予想比65億円減の3795億円(0.0%増)、営業利益52億円減の218億円(16.3%減)、経常利益53億円減の218億円(15.5%減)、親会社に帰属する当期利益37億円減の136億円(20.5%減)を見込んでいる。
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