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伊藤忠食品／4～9月増収増益、物流事業の好調継続

2023年10月31日 13:58 ／ 決算

伊藤忠食品が10月31日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、売上高3388億8100万円（前年同期比4.0％増）、営業利益43億1500万円（26.2％増）、経常利益50億4800万円（22.6％増）、親会社に帰属する当期利益35億3300万円（23.0％増）となった。

売上高は、CVSやGMS・SM向けにおける新規取引の獲得、ドラッグストア向け取引の拡大、外食・業務用取引の需要回復などで増収となる。

利益面では、増収による売上総利益増、CVSの市況好調による物流事業の収入増などにより、営業利益・経常利益ともに増益だった。

中期経営計画「Transform 2025～創造と循環～」に基づき事業を推進しており、重点分野として掲げた「情報」では、店頭への来店動機や商品の購買意欲の喚起を目的として、サイネージを活用したキャンペーン施策を開始している。

「商品開発」では、最近注目度の高い冷凍食品市場において注力商材の「凍眠市場」を拡販。「物流」では、さらなる効率性の追求に加え、トラックの積載効率改善やドライバーの労働負荷軽減など2024年問題への対応にも取り組んだ。

これらの重点分野を支える基盤の強化となる新基幹システムを導入。加えて、ダイバーシティ・エクイティ＆インクルージョンやDX人財の教育など、人財育成に向けた取り組みを引き続き進めていく。

通期は、売上高6800億円（5.8％増）、営業利益70億円（6.8％減）、経常利益80億円（10.5％減）、親会社に帰属する当期利益55億円（13.6％増）を見込んでいる。

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