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トリドールHD/4~9月売上収益1126億円、過去最高を更新

2023年11月14日 14:16 / 決算

トリドールホールディングスが11月14日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、売上収益1126億200万円(前年同期比22.4%増)、営業利益79億3800万円(22.5%増)、親会社に帰属する当期利益45億9800万円(4.1%増)となった。

トリドール

売上収益は上期過去最高、1000億円超えの1126億円。全セグメントで増収を計上している。1店舗当たり収益が大幅に増加した。

国内外で原材料費、人件費、水道光熱費が増加したものの増収で吸収し大幅な増益となった。

主力の丸亀製麺は、売上収益583億7800万円(13.2%増)と第2四半期連結累計期間で過去最高となっている。

原価、人件費、広告宣伝費も増加したが、増収で吸収し、事業利益も第四半期連結累計期間で過去最高の96億9000万円(43.9%増)と大幅な増益を計上している。

4~7月の季節限定商品が合計285万食販売とヒット、テークアウトの「丸亀シェイクうどん」が女性や若年層の顧客開拓に成功し、業績を押し上げた。

国内その他のセグメントの売上収益は第2四半期連結累計期間で過去最高の137億4800万円(15.2%増)、事業利益も第2四半期連結累計期間で過去最高の23億100万円(60.5%増)。

豚骨ラーメンのずんどう屋は新店3店を含む77店舗を運営し、高収益性を維持した。

「いちばん近いハワイの食卓」をコンセプトとするコナズ珈琲は、2023年2月に実施した価格改定後も客数が前年同月比増で推移している。

海外事業は、グループに加わった英国Fulham Shore社や為替の影響もあり、売上収益は第2四半期連結累計期間で過去最高の404億7700万円(42.1%増)、事業利益は18億2100万円(90.7%増)だった。

スパイシーヌードル業態のTam Jaiは中国で4店、香港で2店、シンガポールで1店増加し、計222店舗。拠点の香港で既存店売り上げが増加したことなどにより増収増益となった。

Marugame Udonは、台湾に3店出店し、人材教育が奏功して商品・サービスの品質が向上したことにより大幅な増収増益を計上している。

米国は人材育成やマネジメント体制効率化が進み、新店2店が好調に推移した。既存店の収益改善も進み増収増益となっている。

通期は、好調な業績を受け、上方修正した。

売上収益は前回予想比190億円増の2310億円(22.7%増)、営業利益33億5000万円増の100億円(33.9%増)、親会社に帰属する当期利益22億円増の48億円(25.4%増)を見込んでいる。

なお、中期経営計画(2023~2028年3月期)も、2028年3月期の目標とする売上収益と利益額を引き上げ、経営指標を上方修正している。

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