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青山商事/4~9月は、ビジネスウェアで損失も事業多角化で増収増益

2023年11月16日 10:30 / 決算

青山商事が11月10日に発表した2024年3月期第2四半期決算は、売上高830億1300万円(前年同期比6.7%増)、営業利益13億9900万円(前期は17億7500万円の営業損失)、経常利益17億9700万円(前期は4億3800万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益4億6300万円(前期は24億5100万円の当期損失)となった。

<洋服の青山>

ビジネスウェア事業の売上高は535億2800万円(9.1%増)、営業損失6億600万円(前期は営業損失33億1900万円)だった。

事業の中核部門である青山商事のビジネスウェア事業は、洋服の青山などへ導入しているオーダースーツブランド「Quality Order SHITATE」が概ね全店へ導入され、より多くのお客へオーダーサービスを提供できる環境を整備したことや、4ブランドを1店舗に集結したOMO型店舗「SUIT SQUARE」を新たに始動させ、効率的な店舗運営を推し進めてきたことなどから、第2四半期(4月~9月)のビジネスウェア事業既存店売上高9.3%増となった。

第2四半期まで(4月~9月)のメンズスーツの販売着数は、40万9000着(3.5%減)、平均販売単価は3万1668円(14.8%増)だった。

青山キャピタルが展開するカード事業は、ショッピング及びキャッシング取扱高は増加したものの、営業貸付金利息が減少したことなどから、売上高は24億9800万円(0.8%減)、営業利益11億3400万円(1.1%減)となった。また、カード事業の資金は、親会社であります青山商事などからの借入れと社債の発行により調達している。

青五が展開する雑貨販売事業は、不採算店舗の閉店を行ったことや、仕入原価の高騰に伴う売上総利益率の減少などから、売上高は77億2100万円(3.8%減)、営業利益1億7100万円(5.0%減)だった。なお、8月末の店舗数は109店舗。

ミニット・アジア・パシフィックが展開する総合リペアサービス事業は、海外事業を始め、日本事業も回復がみられたことや、サービス価格の改定を行ったことなどから、売上高は63億9900万円(6.6%増)、営業利益は6300万円(20.1%増)となった。

globが展開するフランチャイジー事業は、各業態とも前年を上回る推移となる中、特にフードサービス事業で展開している、焼肉きんぐが大きくけん引したことなどから、売上高は71億7900万円(15.4%増)、営業利益は4億6500万円(13.7%増)だった。

通期は、売上高1945億円(4.8%増)、営業利益114億円(52.5%増)、経常利益117億円(34.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益72億円(68.3%増)の見込み。

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