青山商事/ネット連携「デジラボ」全店導入完了、売場の再構築へ
2025年09月29日 13:17 / IT・システム
青山商事は10月1日、ネットとリアルの融合システム「デジラボ」を「洋服の青山」357店舗に導入する。
これにより「洋服の青山」全店(675店舗、9月末時点)47都道府県への導入が実現。全国の顧客に「洋服の青山」ならではの買い物体験を提供する。
「デジラボ」は、ネット連携による豊富な品ぞろえとリアル店舗の接客サービスの両メリットを最大限に生かした同社の独自システム。
導入店の店内には、全店の在庫と連動するタッチパネル式の大型サイネージ(一部店舗)やタブレット端末を複数設置している。
顧客はこれらの端末を使い、全国に展開する「洋服の青山」の1000万点以上ある品ぞろえの中から好みの商品を選べる。
また、販売員の接客を受けながら実際の商品の色柄や着心地を確認した上で購入することもできる。
一度スタッフの接客を受けながら「デジラボ」で買い物を体験することで、利用者のネットショッピングに対する抵抗感を払拭し、「洋服の青山公式オンラインストア」の利用促進にもつなげたい考え。
開始当初は主に都市部の売り場面積330m2未満の狭小店を中心に導入。ネット連携による豊富な品ぞろえと利便性の高さなどが反響を呼び、徐々に導入店舗を増やしていた。
システムを導入した店舗ではスーツ売り場の一部を縮小。仕事やプライベートの大切なシーンで着用する勝負服としても需要が高まっているオーダースーツコーナー、働き方の多様化により仕事服の1つとして定番となったビジネスカジュアル商品やレディース商品を拡充するなど、売り場の再構築を行っている。
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