クリエイトSD 決算/6~8月増収増益、EDLPで既存店好調
2025年10月06日 16:00 / 決算
クリエイトSDホールディングスが10月6日に発表した2026年5月期第1四半期決算によると、売上高1215億8600万円(前年同期比6.7%増)、営業利益56億3300万円(6.6%増)、経常利益59億800万円(8.0%増)、親会社に帰属する当期利益39億9600万円(16.7%増)となった。
ドラッグストア事業は、物販部門でEDLP(エブリデイ・ロープライス)施策の継続推進に取り組んだ結果、既存店売り上げ・客数が引き続き好調に推移した。
調剤部門は、調剤薬局店舗数の増加に加え、近隣医療機関との連携強化や各種加算の算定強化に注力し、処方箋応需枚数および処方箋単価が堅調に推移している。
6~8月のドラッグストアの新規出店は5店舗。スクラップ&ビルドで2店舗、契約期間満了により2店舗、計4店舗を閉鎖した。
調剤薬局は、ドラッグストアへの併設調剤薬局を7店舗、調剤専門薬局を1店舗の計8店舗開局した。将来的な調剤外部委託を視野に入れた施設在宅集約型薬局を開設するなど、多様な店舗形態による新規出店にも取り組んでいる。
また、8月29日付で、調剤専門薬局9店舗を展開するサンエフの全株式を取得し連結子会社化したことで、調剤専門薬局9店舗を新たに取得している。
既存店の競争力強化にも取り組み、ビューティーケア強化業態「Cremo」の要素を取り入れた改装や、調剤薬局区画の拡張を実施した。
8月末におけるグループ店舗数は、ドラッグストア788店舗、食品スーパー1店舗、ドラッグストア複合の生鮮食品専門店5店舗、調剤専門薬局48店舗、ドラッグストアへの併設調剤薬局424店舗の合計842店舗となった。
介護事業では、介護付有料老人ホーム2施設、半日型デイサービスセンター37施設を運営している。
通期は、売上高4915億円(7.5%増)、営業利益241億円(6.5%増)、経常利益249億円(6.3%増)、親会社に帰属する当期利益163億円(3.9%増)を見込んでいる。
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