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森永乳業/4連タイプのヨーグルト・パッケージが国際賞で高評価

2013年07月05日 / 経営

森永乳業はこのほど、ヨーグルト製品「森永ビヒダス4ポットシリーズ」で採用しているパッケージが、「第25回 デュポン パッケージング賞」のシルバー賞を受賞したと発表した。

同パッケージは、ヨーグルトが付着しにくい蓋材「撥水加工パッケージ」で、同社が東洋アルミニウムと共同で開発。両社あわせての受賞となった。

<森永ビヒダス4ポットシリーズ>
森永ビヒダス4ポットシリーズ

受賞した「撥水加工パッケージ」は、ヨーグルトが蓋に付かないため、より衛生的であるという点と、消費者の声を生かしているという点が評価されさた。

<従来のパッケージ>
従来のパッケージ

<撥水加工パッケージ>
撥水加工パッケージ

「撥水加工パッケージ」は、同社が2010年2月に業界で初めて、「森永アロエヨーグルト」の期間限定商品において導入した。

ヨーグルトをはじく役割と、本来の機能であるカップに「接着し密封する」役割を両立させる点で苦心し、実用化まで約1年を要したという。2011年10月から、「森永ビヒダスヨーグルト4ポット」に採用。現在は、19種類のヨーグルト製品に用いている。

「デュポン パッケージング賞」は、米大手化学メーカーのデュポンが1986年に創設。今年で25回目を迎えた。

市場で販売実績のある世界各国の優れたパッケージを対象に、先進的なパッケージ製品の開発や用途の改善、製造技術の開発などを表彰する。

審査委員には米国環境省の職員、大学研究者、メディア関係者、食品・パッケージ関連会社の代表などの有識者が名を連ねており、公平で透明性が高く、権威ある賞として国際的に認知されているという。

<受賞トロフィー>
受賞トロフィー

今回、世界の約200社が応募し、15社が受賞。今回受賞した日本企業は、「撥水加工パッケージ」で臨んだ同社と東洋アルミニウムのみで、過去25回の歴史の中で5社目という。

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