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東芝テック/果物や野菜の種類を識別する縦型スキャナ

2013年10月02日 / IT・システム

東芝テックは10月2日、縦型スキャナ「IS-910T」シリーズを発売する。

<オブジェクト認識対応縦型スキャナ「IS-910T」>

バーコードラベルの貼られていない果物や野菜の種類を色と模様で識別する機能を実現したPOSシステム用スキャナで、果物や野菜の種類を識別できるオブジェクト認識システムはオプション機能として2014年1月より運用開始予定。

<オブジェクト認識システム搭載の場合の操作>

4年にわたり、バーコードラベルの貼られていない果物や野菜をスキャナにかざすだけでその種類を識別する技術の研究開発を続け、製品化に成功した。

今後、果物や野菜に限らず、鮮魚や精肉の識別、そのほか、物流業での活用や識別するエンジンのクラウド化により手軽に身近なデバイスでの活用など、幅広い応用分野の研究開発を継続して行く計画。

近年、スーパーなど小売店舗では、果物や野菜の販売を最小単位に細分化し、さらには多品種品揃えに大きくシフトするという流れがあるため、バーコードラベルで管理できない商品が増えている。

このため、ボタン操作や商品種類の確認といった作業効率の悪化が決済時間を長くし、店舗従業員・買物客ともにストレスを感じるという課題が生じていた。

価格は、オープンで、年間1万台の販売を見込んでいる。

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