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花王/カネボウと化粧品の研究・生産部門を一体化

2013年10月08日 / 経営

花王は10月8日、グループの化粧品事業において、子会社のカネボウ化粧品と併存する形となっていた研究部門と生産部門を一体化すると発表した。

組織・運営面での一歩進んだ変革が必要との認識にもとづき、「ソフィーナ」ブランドと「カネボウ」ブランドについて、研究・生産両部門の一体化に着手する。商品開発プロセスにおける研究・生産を統合することで、意識や企業風土の変革を進めるとしている。

2014年1月に、両ブランドの化粧品に関する研究組織の統合を開始。7月にカネボウ化粧品小田原研究所を花王小田原研究所と改組し、花王グループ全体の化粧品研究開発の拠点とする。

同様に、同年1月に生産管理部門も統合。7月にカネボウ化粧品小田原工場を花王100%出資の製造新会社として再編、グループの化粧品生産における基幹工場として運営を一体化していく。

将来的には、販売部門の統合にも着手するとしている。

花王は、両社の品質保証部門と顧客対応部門については、8月12日に統合済み。7月に、カネボウ化粧品が製造・販売したロドデノール配合の美白製品を使用した人の肌に「白斑」症状が出た問題を受け、再発防止措置として行ったもの。9月には、安全性研究、解析研究部門も統合している。

白斑症状の被害者数は、9月29日時点で1万3959人。

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