ロート製薬/4~12月期は28.6%減益
2015年02月06日 / 経営
ロート製薬は2月6日、2015年3月期第3四半期(4~12月)連結決算を発表した。
売上高は前年同期比4.2%増の1074億円、営業利益は31.5%減の90億円、経常利益は28.2%減の96億円、純利益は28.6%減の58億円だった。
地域別でみると、国内は0.6%減収。消費増税に絡む駆け込み需要の反動が長期化したことに加え、例年よりも湿度が高かったことなどで保湿系のスキンケア関連商品が伸び悩んだ。
米国は9.4%増収、欧州は26.1%増収、アジアは12.6%増収。
利益面では、国内で減収となる中、販促費や研究開発費が増加したことなどが圧迫材料となった。
4~12月期実績を踏まえ、通期予想を下方修正した。営業利益を従来予想の155億円から140億円(前期比16.8%減)に、経常利益を160億円から145億円(15.2%減)に、純利益を100億円から90億円(0.6%増)に、それぞれ引き下げた。
一方、売上高については、従来予想の1520億円(5.7%増)を据え置いた。
業績予想に用いた想定為替レートは、従来の1ドル=105円から、108円と円安方向に見直した。