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矢野経済研究所は10月20日、ギフト市場に関する調査結果2015を発表した。
2014年の国内ギフト市場規模は小売金額ベースで前年比0.6%増の9兆7400億円だった。
古くから受け継がれた贈答文化は時代の流れとともに変化してきているものの、「ギフト」を贈るというコミュニケーション手段は、現代社会に即した形で受け継がれている。
日本には古来より慣習としきたりに則った贈答文化があるが、少子高齢化、核家族化、地域関係や親戚関係の希薄化などにより、こうした儀礼的な贈答は減少している。
一方で、身近な存在である親、子供、友人等に対する感謝や好意、尊敬や愛情の表現として「ギフト」は大きな役割を持っており、こうしたカジュアルなギフト需要が台頭してきている。
冠婚葬祭全てに対応し、且つ年代や性別も問わないカタログギフトの進化やソーシャルギフトの急成長、「自分へのギフト」としてのご褒美需要の増加など、ギフトを取り巻く環境は用途や目的、品目(ギフトアイテム)、贈答方法(チャネル)のすべてにおいて多様化、複雑化している。
贈られた人が喜ぶものであればすべてがギフトになる今、小売企業各社も敢えて用途や目的を曖昧にした販促活動を行うことで、消費者需要を喚起しているという。
調査におけるギフト市場とは、個人、法人における贈り物や進物などを対象とし、中元・歳暮需要を含んでいる。