三国コカ・コーラ/協働販売などの新基軸打ち出すも減収減益
2009年02月15日 / 決算
三国コカ・コーラボトリングが2月13日に発表した2008年12月期決算によると、売上高は1260億9600万円(前年同期比2.7%減)、営業利益37億9600万円(21.3%減)、経常利益37億6800万円(24.8%減)、当期利益21億5600万円(21.8%減)の増収減益となった。
コカ・コーラ、ジョージアなど4大ブランドのシェア拡大を目指し、新製品の発売や販売促進活動を強化した。北京オリンピックの開催時期に合わせたキャンペーンでコカ・コーラ、アクエリアスの販売拡大を図り、ジョージアブランドのエメラルドマウンテンブレンドをリニューアルした。
単体の中期経営計画に続き、事業期間が2008-2009年のグループ中期経営計画を策定、「グループ各社単体の利益拡大」「協働・再編によるシナジー効果の創出」「新たなビジネスの展開」を基本戦略に掲げた。
このほか、グループ会社間で相互に顧客紹介を行う協働販売を進め、並行して7月に子会社の三国フーズのオフィスコーヒーサービス事業に係る部分を会社分割、子会社のクリスタルコーヒーに事業継承させた。ことし1月には、三国フーズ子会社のサルーテを吸収合併し、グループ内に散在していた同一の事業の一本化と業務の効率化・合理化を図った。
来期の業績予測は売上高1274億円(1.0%増)、営業利益40億円(5.4%増)、経常利益40億円(6.1%増)、当期利益23億円(6.7%増)と増益に転じる見込み。