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電子決済市場/2011年度は7.3%増の43兆8000億円

2012年06月05日 / 経営

矢野経済研究所は6月4日、電子決済市場に関する調査結果2012を発表した。調査によると、2011年度の国内の電子決済市場を、約43兆8000億円(前年度比7.3%増)と推計した。

店舗(リアル)取引における非現金決済利用が進んでおり、クレジットカード決済が堅調に推移、プリペイド決済も拡大している。

プラスチックカード型プリペイドカードの2011年度発行額が、約3,900億円(8.0%増)と成長している。

SS(給油所)系のプラスチックカード型プリペイドカードが市場を牽引しており、デジタルコンテンツ運営事業者によるプラスチック型プリペイドカード発行も増加している。

クレジットカード会社がブランドプリペイド(国際ブランドを搭載したプリペイドカード)の発行を始めており、今後の展開が注目される。

スマートフォン普及により、今後NFC(Near Field Communication:国際標準規格として承認されている近距離無線通信技術)を利用した様々な決済サービスが開発されると予測する。

クレジットカード決済に加えプリペイド決済の拡大があり、電子決済市場は、2016年度には約66兆円まで拡大と予測する。

今後は、店舗(リアル)取引とECにおける商取引の融合やスマートフォンを利用した決済の推進によるカードレス化が進む見込みだ。

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