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日本トイザらス/減損損失など特別損失かさみ当期損失29億円

2009年03月12日 / 決算

日本トイザらスが3月12日に発表した2009年1月期決算によると、売上高は1801億2400万円(前年同期比5.8%減)、営業利益11億3000万円(58.3%減)、経常利益10億7700万円(63.1%減)、当期損失29億9000万円(前期は2億6200万円の当期利益)の減収減益となった。

同期は、11店舗の既存店をトイザらスとベビーザらスの併設型店舗にリニューアルオープンした。また、併設型店舗へのリロケーションとして茨城県、宮城県の2店舗を閉店し、期末店舗数は167店舗(トイザらス130店舗、ベビーザらス20店舗、併設型店舗17店舗)となった。

商品別売上高は、育児用品等のベビー用品は好調に推移し、売上高は5.4%増の638億300万円を確保。また、スケート、自転車、スポーツ関連商材も順調で、「スポーツ用品・自転車」は8.7%増の144億9800万円となった。

一方、「玩具」は、男児・女児玩具のキャラクター商品の一部やクッキングホビーなどが順調に推移したものの、全体では7.1%減の336億3500万円と減収を記録。ゲーム機などのソフトを含む「エンタテインメント」は21.2%減の443億9400万円と激減した。教育玩具、絵本、節句用品を含む「その他」も減少し、4.3%減の220億700万円となった。

利益面では、利益率の低いゲーム機とソフトが売上減となる一方で、利益率の高いベビー用品などが好調に推移し、売上総利益率は0.8ポイント上昇し30.5%となった。販売費・一般管理費は、広告宣伝費に集中的に投資する一方経費コントロールに努め、0.3%減の538億8700万円となった。それでも売上高の減少を補うには至らず、営業利益は58.3%減の11億3000万円と激減した。

また、日本マクドナルドとのサービス契約の有効性等に関する訴訟の和解に伴う契約解除和解金等15億100万円、一部の店舗の建物と付属設備の減損損失13億7800万円を特別損失に計上した。また、繰延税金資産の回収が見込めない部分について繰延税金資産の一部を取崩し、3億500円の法人税等調整額を計上。これらが当期利益に大きく影響し、当期損失となった。

来期は6店舗の既存店リニューアル、限定・プライベートブランド商品の積極投入、折り込み広告などの強化で売上高1760億円(2.3%減)、営業利益23億円(103.5%増)、経常利益22億円(104.2%増)、当期利益7億円と減収が続く見込み。

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