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イオン北海道/第3四半期の売上は1100億円、当期損失5000万円

2010年01月07日 / 決算

イオン北海道が1月7日に発表した2010年2月期第3四半期業績(非連結)によると、売上高1100億9600万円、営業利益3億7200万円、経常利益1億800万円、当期損失5000万円となった。

第3四半期から非連結となったため、前年同期比は公開していない。

「収益構造の改革」では、販管費において人件費・設備費の削減を継続的に実施し、効率的な営業活動に努めた。従業員教育を徹底しシステムの活用を図ることにより、在庫の圧縮・ロスの削減を行い、特に環境問題にも影響を与える食品の廃棄売変は第2四半期会計期間以上の削減を行うことができた。

「売場の改革」では、インナー、子供衣料、ホームファッション等の実用品を中心に、より選びやすく、買物がしやすい売場への改装を各店で実施した。品ぞろえにおいてもプライベートブランド「ベストプライス BY トップバリュ」の取り扱いを拡大し、競争店との価格競争を考慮した商品の強化に取り組んだ。一人当りの買上点数は徐々に改善が進み、1点単価が低下傾向にあるなか客単価は回復傾向にある。客数も増加傾向に転換し、第3四半期はほぼ前年並みに回復した。

「成長戦略の展開」では、引き続き自社カードによる顧客の囲い込み戦略として、イオンカード会員の獲得を推進。イオングループの電子マネーである「WAON(ワオン)」カードの会員獲得においては、新たに9月から65歳以上の顧客限定の「ゆうゆうWAON」を発売した。

ネットスーパー事業においては、検索画面の利便性の向上や、取り扱いアイテム数の拡大に取り組み、収益は計画どおりに推移している。札幌圏を磐石なものとしつつ、札幌圏以外への展開を進めていく。

通期は、売上高1510億円、営業利益15億2500万円、経常利益9億2500万円、当期利益2億2000万円の見通し。

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