流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





セブン&アイHD/西武池袋本店の信託受益権で新会社

2010年04月08日 / 経営

セブン&アイ・ホールディングスは4月8日、連結子会社そごう・西武の西武池袋本店の固定資産を保有することを目的とした新会社を設立すると発表した。

新会社は、西武池袋本店の信託受益権を取得する。信託受益権は、固定資産である土地と建物となる。

西武百貨店(現そごう・西武)は2000年、最大の基幹店舗である西武池袋本店の土地建物の一部について不動産信託を設定し、信託受益権をアセットイケセイに売却したたため、現在では同社から当該物件を賃借している。

ことし9月期限の証券化ファイナンス契約の更新時期に際し、同物件をグループで取得・保有することが企業価値向上につながると判断。引受先となる新会社の設立を決めた。

新会社の商号は未定で、本店所在地は東京・二番町、資本金は100億円、設立は5月を予定している。

証券化の継続によってグループ外への資金流出を抑制するほか、店舗運営の自由度を高めることで店舗改装などの営業政策を機動的に実行していくことが可能になる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧