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ユニクロ/売上3割増、営業利益43%増

2010年04月08日 / 決算

ユニクロが4月8日に発表した2010年8月期第2四半期業績によると、売上高4709億7000万円(前年同期比31.8%増)、営業利益998億8500万円(43.0%増)、経常利益965億1600万円(52.8%増)、当期利益553億5600万円(55.7%増)となった。

国内ユニクロ事業では、新商品投入や11月の「ファーストリテイリング創業60周年記念キャンペーン」など販促活動を展開したことにより、来店客数と客単価が前年度を上回った。スクラップ・アンド・ビルドによる店舗の大型化を進め、直営店舗数も前年同期比で25店舗増えたことから、売上高は3602億円(21.6%増)、営業利益937億円(36.3%増)と増収増益となった。

海外ユニクロ事業では、アジア・欧米地域で出店が順調に進み、ブランド認知度も高まってきていることから各国で販売が好調に推移し、大幅な増収増益となった。アジア地域では、中国で15店舗、韓国で16店舗、香港で1店舗を出店し、店舗数が前年同期比で倍増となり、既存店売上高も好調に推移。欧州では、パリのグローバル旗艦店が反響を呼び、「+J」の販売効果により英国でのブランド認知度も高まったことから、増収増益を達成した。

国内関連事業においては、2009年3月の「990円ジーンズ」発売以降、好調な売上が続いているジーユー事業で大幅な増収増益。靴事業ではフットパーク店舗の縮小を計画通り進めており、閉店セールの影響により赤字幅は拡大した。キャビンにおいては、既存店売上高の前年割れが続いており、業績は計画を下回った。

グローバルブランド事業は、セオリー事業を新規に連結したことから大幅な増収増益となった。セオリー事業は日米で既存店売上高が増収となり回復基調に転じている。

日本のセオリー事業では円高によるコスト低減メリットによる採算改善により営業利益は大幅な増益となった。コントワー・デ・コトニエ事業、プリンセス タム・タム事業は計画通りで業績が推移している。

通期の業績予想は、売上高8340億円、営業利益1405億円、経常利益1345億円、当期利益710億円の見通し。

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