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バロー/価格下落で営業利益3.5%減

2010年05月11日 / 決算

バローが5月11日に発表した2010年3月期決算によると、売上高は3449億円(前期比2.5%増)、営業利益94億5200万円(3.5%減)、経常利益99億1600万円(2.6%減)、当期利益39億4500万円(16.5%増)となった。

主力の流通事業では、低価格と高品質を両立させる自社開発(PB)商品の開発に注力し、特にスーパーマーケット部門では、低価格商品企画「サプライズ50」の商品を発売した。また、子会社のVソリューションを経由した国内外へのPB商品の卸売りも本格化した。また、店舗運営人員の最適化や総合的な経費の見直しにより、収益性の改善を図った。

一方、ホームセンター部門では既存店の改装・強化に注力し、資材・農業部門を核とした売場の強化などを推進。ドラッグストア部門では、期初よりインフルエンザ関連商品の特需が売上に貢献した。流通事業の売上高は2.7%増の3344億4300万円だったが、食品や日用品の価格下落の影響などで荒利益率が低下し、営業利益は6.6%減の88億6300万円となった。

店舗面では初出店となる長野県、静岡市などにスーパーマーケット14店舗(バロー12、ユース1、タチヤ1)、ドラッグストア5店舗、ペットショップ1店舗を開設。さらに静岡県島田市で7店舗のスーパーマーケットを展開するビックポンドストアーを3月末に完全子会社した。

来期は売上高3739億円(8.4%増)、営業利益96億円(1.6%増)、経常利益101億円(1.9%増)、当期利益31億円(21.4%減)を見込んでいる。

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