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バロー/EDLP政策好調で4-9月は増収増益

2010年11月04日 / 決算

バローが11月4日に発表した2011年3月期第2四半期決算によると、売上高は1857億5800万円(前年同期比8.4%増)、営業利益47億2800万円(9.2%増)、経常利益50億1000万円(10.3%増)、当期利益11億1100万円(38.0%減)となった。
SM事業の売上高は1324億2600万円、営業利益は34億6500万円となった。SMバロー11店舗・食鮮館タイヨー1店舗を出店したほか、昨年度末に買収したビックポンドストアーのSM7店舗を、SMバロー1店舗・食鮮館タイヨー6店舗に改装して新規オープンした。一方、SMバローピエリ店、ユース桜町店、同みのり店の3店舗を閉店した。
商品政策では、「サプライズ50」と銘打った自社企画商品の開発を推進し、より低価格かつ高品質な商品群の提供を目指した。
チラシ特売価格による販売促進を減らし、毎日安定した価格で販売するEDLP施策を拡大した。第2四半期は全国的な猛暑による飲料需要などの増加もあり、SMバローの既存店売上高は、6月から9月まで4か月連続で前年比プラスで推移した。
HC事業の売上高は186億600万円、営業利益は4億8800万円となった。昨年度に引き続き既存店の営業力強化に注力した。6店舗で建築・農業資材関連の販売強化を目的としたリニューアルを実施し、より魅力的な売場作りを図った。
従業員教育を強化することにより、リフォーム部門などの専門知識を必要とする分野でも顧客層の拡大を図り、より良いサービスの提供に努めた。
ドラッグストア事業の売上高は249億8300万円、営業利益は5億2300万円となった。業態を越えた競合に対応するため店舗全体の低価格戦略及び経費の削減に取り組んだ。5店舗を出店する一方、ユース桜町店(閉店)に併設した桜町店を閉店した。
スポーツクラブ事業の売上高は42億6300万円、営業損失は7200万円となった。スタッフの能力向上により、会員満足度の向上と退会率の改善を図った。愛媛県松山市に「アクトスWILL松山」を出店する一方、大分県大分市の「アクトス大分」を閉店した。
通期は売上高3739億円(8.4%増)、営業利益96億円(1.6%増)、経常利益101億円(1.9%増)、当期利益31億円(21.4%減)の見通し。

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