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バロー/食品や日用品の価格下落で営業利益14%減

2009年11月07日 / 決算

バローが11月6日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は1713億9600万円(前年同期比1.7%増)、営業利益43億2800万円(13.9%減)、経常利益45億4100万円(13.4%減)、当期利益17億9400万円(12.1%減)となった。

第2四半期の流通事業は、高品質・低価格なプライベートブランド商品の開発や、各売場の活性化などを実施。店舗運営人員の最適化や総合的な経費の見直しで、収益性の改善も図った。

また、チラシ配布で販促を行わないエブリデー・ロープライス型スーパーの実験店、「バロー師勝店」や、犬猫商材に特化したペットショップ「ペットフォレスト緑園都市店」など、新たなビジネスモデルの構築に向けて実験店を立ち上げた。

環境問題への対応では、スーパーマーケットバローの124店舗中119店舗、Vドラッグの159店舗中152店舗でレジ袋有料化とマイバッグ奨励を実施。店舗面では実験店舗を含め、スーパーマーケット6店舗(バロー5、ユース1)、ドラッグストア5店舗、ペットショップ1店舗を開設した。

スーパーマーケットとして新たに長野県にも進出し2店舗を開設。さらに、店舗設備・レイアウトの見直しや、出店業態の絞り込みなどで投資効率の改善にも取組んだ。

流通事業の売上高は1.9%増の1662億6800万円だが、食品や日用品の価格下落の影響などで利益率が低下し、営業利益は16.2%減の40億9700万円となった。

通期は売上高3590億円(6.7%増)、営業利益107億円(9.2%増)、経常利益108億円(6.0%増)、当期利益38億円(12.2%増)を見込んでいる。

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