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ぴあ/当期損失13億8000万円、クロスメディア型流通プラットフォームの推進へ

2008年11月13日 / 決算

ぴあが11月12日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は495億1400万円(前年同期比5.3%増)、営業損失は7億6200万円(前年同期は4億8600万円の損失)、経常損失は8億500万円(前年同期は6億300万円の損失)、当期損失は13億7900万円(前年同期は5億3200万円の損失)と減益となった。

チケット事業では、新システムの安定稼動もあり、売上が回復してきた。また、興行主催者側のチケット販売業務を包括的に支援するソリューション事業で、新たに吉本興業と日本サッカー協会、演劇集団キャラメルボックスと業務提携を締結した。一方、ぴあ会員の会員数(ことし3月末423万人、同年9月末498万人)も順調に拡大し、10月には500万人を突破した。

チケット事業の売上高は450億7900万円(7.3%減)で、営業利益は3億7300万円(46.4%減)。

出版事業は、売上高は25億1100万円(16%減)、営業損失は1億7300万円。また、情報サービス事業では、デジタル情報売上が伸長し、売上高は19億2300万円(27.0%増)、営業利益は1億100万円(122.2%増)。

今後、チケット事業への集中と基盤強化に取り組み、メディア事業で培ったノウハウを活用したクロスメディア型流通プラットフォームへの事業構造転換を図っていく。

通期の見通しでは、売上高は1020億円、営業損失は13億円、計上損失は13億5000万円、当期損失は25億5000万円を見込んでいる。

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