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アライドハーツHD/減損損失7億3000万円計上、当期利益18%減

2009年12月24日 / 決算

アライドハーツ・ホールディングスが12月24日に発表した2009年11月期決算によると、売上高は1002億7700万円(前年同期比1.7%減)、営業利益34億1200万円(0.4%増)、経常利益39億2900万円(1.2%増)、当期利益16億9100万円(18.0%減)となった。

2009年11月期は小商圏型ドラッグストアとして、地域生活者のニーズに合った品目・価格対応による商圏内顧客の固定化と、生産性向上によるコスト構造の適正化を進めた。店舗面では、ジップドラッグで16店舗、ライフォートで10店舗を出店し、ジップドラッグの10店舗、ライフォートの8店舗を閉店した。これにより期末グループ直営店舗数は376店舗となった。

営業面では、調剤部門の堅調な推移、新型インフルエンザ関連商材の需要増がある一方で、チラシ配布枚数の削減でチラシ依存度の高い食品類の売上減や、天候不順などで季節商材の販売不振が見られ、売上高は減収となった。損益面では、堅調な調剤部門業績やPB商品の積極展開による粗利益率の向上、店舗作業の効率化やエリア別の販促の適正化などにより増益を確保。一方で特別損益に減損損失7億3000万円、賃貸借契約解約損1億9800万円などの特別損失を計上し、当期利益に影響した。

商品別の売上状況は、調剤が96億2700万円(売上高シェア9.6%)、ヘルスケア283億2600万円(28.3%)、ビューティケア294億3900万円(29.4%)、ハウスキーピング199億7300万円(19.9%)、コンビニエンス121億7200万円(89.7%)、卸売7億3800万円(0.7%)となっている。

来期は顧客満足の最大化、16店舗の新規出店などで売上高996億円(0.7%減)、営業利益35億円(2.6%増)、経常利益40億円(1.8%増)、当期利益20億8000万円(23.0%増)を見込んでいる。

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