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アライドハーツHD/食品売上減少などで売上高1.4%減

2008年12月25日 / 決算

アライドハーツ・ホールディングスが12月25日に発表した2008年11月期決算によると、売上高は1020億5600万円(前年同期比1.4%減)、営業利益3400万円(6.0%増)、経常利益38億8300万円(5.5%増)、当期利益20億6100万円(128.0%増)の減収増益となった。

同期は、生産性の向上などで小商圏型コスト構造の構築を推進した。8月にはエリア特性への適応・店舗運営の効率化・店舗ブランド確立のため、グループ会社間の事業譲渡による営業エリアの再編を実施。ジップドラッグの営業エリアを滋賀・奈良・和歌山以東、ライフォートの営業エリアを京都・大阪以西(首都圏店舗含む)に再編した。

ライフォートは5月16日付で京都地区をドミナントとする子会社の松ノ木薬品が、ホップスドラッグを吸収合併。出退店状況では、ジップドラッグ15店舗、ライフォート5店舗の計20店舗を新規出店した。

一方、ジップドラッグ9店舗、ライフォート2店舗、松ノ木薬品1店舗の計12店舗の大典も実施し、期末グループ直営店舗数は368店舗となった。また、調剤部門が好調に推移したが、ジップドラッグのチラシ配布枚数削減によりチラシ依存度の高い食品類で売上が減少した。

商品別の販売動向では、調剤が92億8200万円(売上高シェア9.1%)、ヘルスケアが279億9200万円(27.4%)、ビューティケア304億9200万円(29.9%)、ハウスキーピング203億3100万円(19.9%)、コンビニエンス131億1000万円(12.9%)となり、小売部門は919億2700万円(90.1%)だった。卸売部門は8億4600万円(0.8%)だった。

通期は東海地区に12店舗、関西地区に13店舗の計25店舗の出店を予定。一方、15店舗の閉店も実施する。通期の業績予測は売上高1021億円(増減なし)、営業利益35億円(2.9%増)、経常利益19億5000万円(3.3%減)、当期利益10億9000万円(6.9%減)を見込んでいる。

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