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イオンモール/売上高6.2%増、営業利益1.8%減

2010年04月06日 / 決算

イオンモールが4月6日に発表した2010年2月期決算によると、売上高は1389億4200万円(前年同期比6.2%増)、営業利益372億100万円(1.8%減)、経常利益361億9500万円(2.2%減)、当期利益218億900万円(2.0%増)となった。

2010年2月期の運営商業施設数は、国内52(51ショッピングセンター(SC)と1駅ビル)、中国(1SC)の計53か所となった。新規SCは昨年4月に2か所をオープンし、ことし3月にオープンする2SCでの取組を進めた。

既存SCでは、3月に3か所、9月に1か所をリニューアルオープン。11月には2か所が百貨店が退店した跡区画を専門店ゾーンとしてリニューアルオープンした。

来店客数は2.6%増、来車台数は2.7%増。さらに、翌年度における既存SCの活性化計画を見直し、当初計画の倍となる12か所のリニューアルオープンの取組を推進した。

プロパティ・マネジメント(PM)事業では、7月に東日本旅客鉄道から受託したペルチ土浦(茨城県)をオープンし、11月には京都駅前で清水建設が建設中の大型商業施設のPM業務を受託。今春のオープンに向けた取組を進めている。

中国事業では、2008年11月に開店したイオン北京国際商城SCにシネマコンプレックスを導入。イオンモール天津TEDAショッピングセンターの今秋のオープンに向けた取組とともに、新規物件開発を推進している。

このため、国内の既存店ベース(45SC)の不動産賃貸収入1244億1300万円(1.4%減)、新規SC(前年度4SC、当年度2SC)などの不動産賃貸収入145億2900万円などを合わせた売上高は増収となった。

営業総利益は、新規SCによる利益増加の一方、既存SCの営業収益減少や、リニューアル工事などによる営業機会の逸失などで472億5300万円(2.4%減)、営業利益は業務効率化や経費構造の改善で販売費・一般管理費を削減したが、減益となった。

経常利益は、営業外費用が35億5400万円(42.6%増)となったことなどでやはり減益。このほか特別利益として核店舗受取退店違約金等30億8300万円、特別損失として既存SC活性化に伴う固定資産除却損等20億1000万円を計上した。

来期は3月に2か所のSCをオープンし、既存SCでは12SCの活性化を実施。PM事業、中国事業では新規施設を1か所ずつオープンし、売上高は1470億円(5.8%増)、営業利益400億円(7.5%増)、経常利益380億円(5.0%増)、当期利益220億円(0.9%増)を見込んでいる。

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