流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





イオンモール/売上高9.2%増、当期利益1.2%増

2009年12月22日 / 決算

イオンモールが12月22日に発表した2010年2月期第3四半期決算によると、売上高は1019億4400万円(前年同期比9.2%増)、営業利益253億4000万円(0.1%増)、経常利益246億3200万円(0.1%増)、当期利益147億5300万円(1.2%増)となった。

第3四半期は。地域一番の競争力あるショッピングセンター(SC)づくりを推進し、増収増益となった。新規SCでは、4月にmozo wondercityとイオンモール広島祇園をオープン。また、2010年春オープン予定の(仮称)イオンモール新瑞橋、(仮称)イオンモール大和郡山の専門店誘致活動も推進し、2011年以降の新規SCの計画に沿った取組を進めている。

既存SCでは、4月にイオンモール秋田など3SC、9月にはイオンモール浜松志都呂をリニューアルした。11月にはイオンモールむさし村山ミュー、イオンモール名取エアリを百貨店が退店した跡区画を専門店ゾーンとしてリニューアルオープンしている。既存SCの来店客数は1.2%増となった。

中期的な観点から取組んでいる活性化ビジネスでは、東日本旅客鉄道から昨年7月に閉店したJR土浦駅ビルの全館リニューアルを受託しており、今年7月にその一環としてペルチ土浦をオープンした。同店は企画、専門店誘致、オープン後の運営管理も行うプロパティ・マネジメント事業として取組んでいる。11月には京都駅前に清水建設が建設している大型商業施設でも同業務を受託し、2010年春のオープンに向け取組んでいる。

中国事業では、昨年11月に開店したイオン北京国際商城SCにシネマコンプレックスを9月に導入した。またイオンモール天津TEDAショッピングセンターも2010年秋のオープンに向け準備中。これらの取組の結果、既存店ベース(45SC)の不動産賃貸収入は913億6900万円(0.9%減)となったが、新規SCなどの不動産賃貸収入105億7500万円の寄与もあり、営業収益は増加した。営業総利益は、新規SCによる利益増加の一方、既存SCの営業収益減少や、改装コストの増加などで330億2200万円(1.3%減)。

営業利益は、業務効率化や経費構造の改善計画による販売費・一般管理費の削減で微増となった。当期利益は、特別利益として退店違約金等26億5900万円を計上し増益となった。

通期は売上高1430億円、営業利益395億円、経常利益375億円、当期利益216億円を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧