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イオン九州/売上高横ばい、営業損失19億円

2009年09月29日 / 決算

イオン九州が9月29日に発表した2010年2月期第2四半期業績によると、売上高1298億800万円(前年同期比2.7%減)、営業損失19億4900万円(前期は7億7400万円の営業損失)、経常損失19億9600万円(7億7300万円の経常損失)、当期損失13億1800万円(5億7400万円の当期損失)となった。

「ベストプライスbyトップバリュ」の新商品の導入やトップバリュの価格引き下げなどを実施。衣料品の提供方法の変革をはじめ、住余・HC商品におけるサイクル、ペット、園芸売場の再構築などに取り組んだ。

九州各県の産品を同社のジャスコ、サティ全店で販売する地産地消の推進や、電子マネー「WAON」の拡大と販促への活用など、地域対応や固定客づくりのための施策にも継続して取り組んだ。だが、個人消費の冷え込みや7月以降の天候不順の影響を受け、衣料品・住居余暇商品を中心に売上が伸び悩んだ。

事業別にみると、食料品の既存店売上高が0.9%減で、夏物商材を中心に衣料品や住居余暇商品が伸び悩んだことにより、GMS事業の売上高は、1003億8600万円(2.6%減)、既存店売上高は4.4%減となった。SuC・HC事業では、強化したペット・園芸が堅調に推移したが、夏物商材中心に伸び悩み、売上高は217億5700万円(2.6%減)、既存店売上高は4.9%減だった。

売上総利益は、荒利益率の高い衣料品や住居余暇商品、ホームセンター商品での夏物商材の値下げ販売による売価変更の増加などにより、前年同期間に比べ1ポイント下回った。経費面では、設備投資や店舗維持費の見直し、販促媒体の変更などを実施した結果、12億7400万円削減できた。

通期の業績予想は、売上高2630億円、営業利益11億円、経常利益8億円、当期利益2億4000万円の見通し。

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