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マックスバリュ西日本/営業利益2割減、売上高3.5%増

2009年09月29日 / 決算

マックスバリュ西日本が9月29日に発表した2010年2月期第2四半期業績によると、1087億3000万円(前年同期比3.5%増)、営業利益29億3300万円(22.8%減)、経常利益31億2600万円(21.1%減)、当期利益14億6600万円(28.1%減)となった。

夏季賞与支給時期以降に入ってからは、節約意識の強まりが顕著なものとなり、来店頻度が減少した結果、第1四半期まで前年を上回って推移していた既存店ベースでの客数前年比でも、6月度以降前年割れが続く状態となった。同社店舗影響エリアでは、第2四半期累計期間で10店舗の競合店が出店しており、異業種からの参入も含め、相次ぐ出店と価格攻勢が激化している。

マックスバリュ広東店(広島県呉市)、マックスバリュイオンタウン太子店(兵庫県揖保郡)、マックスバリュ宮田町店(山口県下関市)、ザ・ビッグ平島店(岡山市東区)の4店舗を開店。このうちザ・ビッグ平島店は、ザ・ビッグ業態としては岡山県内への初出店。開店以来好調に推移した。閉店を1店舗(旧広東店)、既存店舗では4店舗(町田店・太子南店・相生南店・室積店)の改装活性化を実施した。

価格志向の高まりに対しては、納得品質と機能を満たしつつ、購入頻度の高い商品をメインに、低価格化を加速した。

トップバリュでは、低価格化を加速する「ベストプライスバイトップバリュ」が好調に推移したこともあり、売上構成比では前年同四半期の8.6%から四半期では8.9%へと上昇。ザ・ビッグ業態をのぞくと9.7%へと、二ケタの10%近くに上昇した。

オペレーション面では、管理レベルの向上により四半期のロス率は、前年同四半期に比べて0.2%の改善となった。販売費・一般管理費計では既存店ベースで2.4%減となった。四半期前半の来店客数は既存店ベースで0.1%増。後半は伸び率が減少に転じるなど、売上高の既存店ベースは3.7%減となった。

通期の業績予想は、売上高2300億円、営業利益85億円、経常利益86億5000万円、当期利益43億円の見通し。

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