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イオン北海道/債権不払いで業績下方修正、当期損失21億円に

2009年01月29日 / 決算

イオン北海道は1月28日、昨年10月8日に発表した2009年2月期決算の業績予測値を修正した。売上高1630億円、営業利益23億円、経常利益14億円の予測値に変更はないが、当期損失21億円(当初は23億円の当期利益を予測)と44億円の減益となる見込み。

今回の下方修正は、小樽ベイシティ開発に対する債権が原因で、小樽ベイシティ開発に対し保有している別除権付債権193億5245万円の支払いで、債権の圧縮を求めて特定調停が実施されており、昨年4月に債権を29億1038万円に減額する中間合意がなされた。

イオン北海道は小樽ベイシティ開発が運営する大型商業施設「ウイングベイ小樽」にポスフールを出店しており、小樽ベイシティ開発の株主でもある。

しかし、小樽ベイシティ開発から弁済が履行されず(弁済期限は昨年11月末)、ことし1月23日に札幌地方裁判所に対して支払いの特定調停手続の取下げ書が提出されたため、計上予定の貸倒引当金戻入益の計上をやめ、税効果会計により繰延税金資産を取り崩したことで当期利益が減益となる。

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