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独メトロ/2008年度通期売上高5.9%増の見通し

2009年01月29日 / 決算海外

独メトロは2008年度通期の売上高が680億ユーロ(前年同期比5.9%増)に上る業績見通しを発表した。

ユーロ下落前の段階では6.1%増の増収。ドイツ国内の売り上げが2.0%増の267億ユーロに達したうえ、海外部門も8.5%増の413億ユーロとなった。

2008年度は124店舗を新規オープンするなど積極的な店舗展開を図り、第4四半期(10月)以降は景気の減退の影響を受けたものの、ドイツ国内のクリスマス商戦で持ち直した。EBITDA(国際基準の当期利益)に関しても、売り上げ増に見合った増大が見込まれるという。

2009年度は、景気減退の影響を克服し業績向上を図るため、修繕費・原価償却費を最大16億ユーロ削減するなど経費削減を強化する方針だ。

海外部門は413億ユーロ(8.5%増)に達する見込みで、全売上高のおおよそ61%を占めるようになった。ドイツをのぞく西ヨーロッパの販売は、210億ユーロ(2.2%増)、東ヨーロッパは181億ユーロ(15.3%増)、アジア・アフリカは22億ユーロ(19.3%増)。

事業別にみると、Metro Cash&Carryの総売上高は4.5%増で、このうち既存店売上高は1.6%増だった。Realの総売上高は5.8%増、既存店売上高は5.0%増。Media Market/Saturnの総売上高は8.9%増、既存店売上高は1.7%減。Galeria Kaufhofの総売上高は1.1%減で、既存店売上高は1.4%減。

Metro Cash&Carryの2008年度の新規出店は40店舗で、第4四半期(10月~12月)が大半を占める。Realは14店舗の新規出店で、Media Market/ Saturnは70店舗だった。

2008年度通期の決算報告は3月24日(ドイツ現地時間)に発表される予定。(翻訳)

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