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ゲオ/メディア事業のタイトル不足で売上高横ばい、営業利益2.2倍

2009年08月07日 / 決算

ゲオが8月7日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は539億5500万円(前年同期比0.3%減)、営業利益30億4400万円(128.6%増)、経常利益30億3700万円(163.9%増)、当期利益11億9200万円(前期は4億8100万円の当期損失)となった。

6月末時点での店舗状況は、アミューズメント施設やプレイガイドも含めた総店舗数が1296店舗に上っている。このうち、ゲオショップの直営店は787店舗、フランチャイズ店舗は107店舗、代理店は58店舗に上った。

各事業中、メディア事業は全国でゲオショップを952店舗展開しているが、高額商品販売の低迷、メディア事業の主力商材のレンタルDVD、ゲーム関連商品の新作タイトル不足から売上高は減少した。

特に新品ゲーム関連商品では、第2四半期以降に人気タイトルの発売が控えていることも影響した。売上高は前期実績割れとなったが、レンタルDVDで過去数年に渡り負担だったDVD旧作在庫の償却がほとんど無くなったこと、低価格の中古のゲームソフトの売上減少傾向が落ち着き、前年を上回る状況になってきたことで売上総利益率は上昇。売場の効率と利益率の向上に向けた運営の施策に加え、広告宣伝費、販売促進費を夏休み商戦に備え第2四半期以降へシフトしたため、営業利益では計画を大きく上回った。

直営店の売上概況は、レンタル売上が148億7100万円と7.7%減、リサイクル売上は113億7200万円・1.1%増、新品売上が110億3000万円・30.0%減、その他売上が2億3200万円・14.1%減となった。既存店平均ではレンタル売上が6.4%減、リサイクル売上は3.8%増、新品売上が28.2%減、その他売上が12.0%減。ゲオショップ会員数は1045万人と0.1%減、ゲオネット会員は267万人と20.6%増。

リユース事業(旧リサイクル事業)は9店舗を出店し、事業拡大を推進。ブランド認知度向上のため取組んでいる屋号の統一も、第1四半期に14店舗で「セカンドストリート」、「ジャンブルストア」に変更した。リユース事業会社のフォー・ユー単体では売上高43億9800万円、営業利益は300万円となった。

通期は売上高2535億円(0.4%増)、営業利益105億円(2.6%増)、経常利益95億円(2.5%減)、当期利益45億円(163.2%増)を見込んでいる。

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