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ケーズHD/在庫適正化やエコポイント効果で営業利益67%増

2009年11月09日 / 決算

ケーズホールディングスが11月9日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は2994億6600万円(前年同期比8.1%増)、営業利益78億7500万円(67.7%増)、経常利益112億9600万円(38.0%増)、当期利益60億5800万円(44.4%増)となった。

第2四半期は直営店20店を開設して積極的に営業基盤の強化を図り、直営店7店を閉店した。これで第2四半期末の店舗数は322店(直営店310店、フランチャイズ店12店)となった。

営業面では、安さを実感できる「現金値引」と、将来もサービスを提供する「あんしんパスポート」の加入促進などを推進。公正な価格表示の推進やリサイクル品の適切な対応などコンプライアンスにも努め、4月に「オール電化事業推進室」を新設してオール電化事業の取組を開始した。

連結売上高は、エコポイント制度の公表から開始までの買い控えが見られたものの、利益面では、前年の価格競争販売から競合店に対抗できる適正価格販売へと見直し、エコポイント効果によるワンランクアップの大型テレビの勧奨や、エコロジー意識の高まりで高性能大型冷蔵庫が好調だったこと、定数定番システムの進捗による在庫適正化の進展で収益率が向上した。販売費・一般管理費も効率的に運用し、予想を上回る増益となった。

通期は売上高6370億円(10.9%増)、営業利益172億円(45.7%増)、経常利益239億円(27.0%増)、当期利益134億円(30.9%増)を見込んでいる。

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