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コメ兵/利益率が低下し、当期利益は19%減

2008年10月28日 / 決算

コメ兵が10月28日に発表した2009年3月期中間決算によると、売上高は158億3500万円(前年同期比5.3%増)、営業利益は5億4700万円(22.3%減)、経常利益は5億1400万円(23.0%減)、当期利益は3億1400万円(19.0%減)と減益となった。

店舗改革では、ことし7月に「コメ兵神戸三宮店」(神戸市中央区)の移転拡張を行い、8月には「コメ兵新宿店」(東京都新宿区)のフロア構成を見直し、8月と9月に名古屋市中区大須地区店舗のフロア構成を見直した。

一方、中古品仕入高については、「コメ兵神戸三宮店」の移転拡張効果や、チラシなどを活用した買取告知効果のほか、前事業年度に実施した買取センターの新規出店などで宝石・貴金属などの買取仕入が増加し、個人買取仕入高は73億6000万円。

売上高については、宝石・貴金属商品を中心に中古品仕入が好調に推移し、短期的に増加した在庫量の適正化を図るため、中古品取扱事業者と貴金属素材取扱事業者などへの販売が増加したことに加え、「コメ兵神戸三宮店」の移転拡張や、「コメ兵新宿店」のフロア構成の見直しが奏功し、前年同期比5.3%増。

利益面では、中古品仕入で短期的に増加した在庫量の適正化を目的に、中古品取扱事業者と貴金属素材取扱事業者などへの販売を活用し、売上高総利益率は23.4%(前年同期比1.5ポイント低下)。また、「コメ兵神戸三宮店」の移転拡張と、今後の買取センター出店などを見据えた諸経費の増加で、売上高営業利益率は3.5%(1.2ポイント低下)。

通期の見通しでは、売上高は332億2000万円、営業利益は16億8500万円、経常利益は16億600万円、当期利益は9億6100万円。

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