流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





千趣会/評価損増加で営業損失17億円

2009年10月23日 / 決算

千趣会が10月23日に発表した2009年12月期第3四半期決算によると、売上高は1066億7100万円(前年同期比5.9%減)、営業損失17億1600万円(前期は11億9500万円の営業利益)、経常損失11億4700万円(1億9700万円の経常利益)、当期損失15億3800万円(10億5100万円の当期利益)となった。

第3四半期の売上高は、特に通信販売事業が個人消費減退の影響で減収となった。利益面では、売上高の減少と棚卸資産の評価方法変更などによる評価損の増加で売上総利益率が減少し、減益となった。

事業別の動向では、カタログ事業と頒布会事業を合わせた通信販売事業の売上高は950億6800万円(9.0%減)となった。

利益面では、仕入原価率は減少したが、売上高の減少と棚卸資産の評価方法変更などの評価損の増加で売上原価率が上昇し、営業損失は14億2000万円(前期は18億5000万円の営業利益)の減益となった。

このうちカタログ事業の売上高は869億1100万円(8.8%減)、頒布会事業の売上高は81億5600万円(11.9%減)と両事業とも減収だった。

旅行・クレジットなどを主とするサービス事業と店舗事業、ペット事業、法人向けの商品・サービスを提供する法人事業などを合わせたその他の事業の売上高は116億300万円(30.6%増)となった。営業損失は3億5000万円(前期比3億1300万円の損失減)と改善した。

通期は売上高1524億8000万円(3.7%減)、営業利益11億円(54.4%減)、経常利益21億円、当期利益15億1000万円を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧