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サガミチェーン/主力の和食麺部門が減少、売上高3.3%減

2009年03月04日 / 決算

サガミチェーンが3月4日に発表した2009年1月期第1四半期決算によると、売上高は255億8200万円(前年同期比3.3%減)、営業利益2億6700万円(32.5%減)、経常利益2億2700万円(51.4%減)、当期損失5億4900万円(前期は1億5700万円の当期損失)の減収減益となった。

外食事業の部門別の概況は、和食麺類部門の売上高が215億1600万円(4.6%減)だった。主力商品の麺類に旬の素材を組み合わせた商品の充実や、外部スイーツ専門家を招いたデザートのリニューアルなどのメニュー政策と、国内の食材を前面に打ち出した料理フェアを実施した。また、「東証一部上場10周年大感謝祭」などの全店販売促進企画も積極的に展開。しかし、内食化傾向や外食離れなどの影響で、既存店売上高は3.1%減、既存店客数は5.4%減となった。出退店状況では、岐阜県に1店舗を開店し、5店舗を閉店した。これにより期末店舗数は168店舗となった。

セルフサービス方式のどんどん庵部門の売上高は26億500万円(2.5%増)と増加を記録。営業面では、全店販売促進企画「どんどん庵祭り」を3回実施した。出退店状況では、愛知県、岐阜県に1店舗ずつを開店し、5店舗の閉店を実施した。また、猪子石店、葵町店、一宮千秋店を直営からフランチャイズに変更し、期末直営店舗数は25店舗、フランチャイズ店舗数は57店舗となった。

その他の部門の売上高は13億9700万円(7.4%増)となった。出退店状況では、中国・上海市に盛賀美を1店舗、愛知県下に、あいそ家1店舗を開店し、じゅうはち家の1店舗を新規業態の炭焼ハンバーグ&ステーキのOVER JOYに、あいそ家1店舗をベーカリーショップのBon Panaにそれぞれ業態変更した。また、盛賀美1店舗、じゅうはち家1店舗、さがみ庭1店舗、DONDONあん1店舗をそれぞれ閉鎖した。これで期末店舗数は、あいそ家4店舗、さがみ庭2店舗、盛賀美4店舗、DONDONあん3店舗(フランチャイズ1店舗)、Bon Pana2店舗、OVER JOY1店舗となった。

その他の事業の保険サービス・メンテナンスサービス部門の売上高は6300万円(10.6%増)と増収だった。来期は営業店活性化をテーマにサービス、品質、価格の再構築を実施し売上高240億円(6.2%減)、営業利益3億1000万円(16.0%増)、経常利益3億3000万円(45.0%増)、当期損失2500万円と増益に転じる見通し。

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