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スーパー大栄/生鮮ディスカウントの牽引で売上高3.8%増、営業利益35.4%増

2009年05月18日 / 決算

スーパー大栄が5月18日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は298億3900万円(前年同期比3.8%増)、営業利益3億1900万円(35.4%増)、経常利益2億7400万円(52.8%減)、当期利益1億3900万円(33.9%減)の増収増益となった。

特に生鮮ディスカウントの鮮ど市場事業部で、昨年8月にSMの既存店舗を業態変更、「鮮ど市場上津店」としてリニューアルオープンするなど業容の拡大を図った。鮮ど市場では新規店舗、既存店舗とも安定した集客力と予想以上の売上高を確保し、業況は順調に推移した。

一方、SM事業部は11月に東折尾店を大型改装し、店舗の活性化を図る一方、不採算の小型店舗2店舗を閉鎖し、人員の効率化に努めた。またD&D事業部では、地元農家の協力を得て、その日採れた新鮮な野菜や果物を直接売場に陳列して販売するなど、「地産地消」売場を拡大した。競合スーパーの出店で苦戦していた三橋店は11月、賃貸事業で再生を図ったため大幅に収益が改善したという。

さらに有利子負債の圧縮、商品在庫の削減、仕入コストの削減など、収益に対する社員の意識改革を図った。分野別の売上高は、小売業の生鮮食品が164億72万円(9.1%増)、一般食品106億8709万円(0.5%減)、日用雑貨8億9680万円(11.2%減)、その他14億7794万円(6.1%減)。その他の事業は3億7735万円(1.0%減)だった。

来期は売上高303億円(1.5%増)、営業利益3億円(6.1%減)、経常利益2億5000万円(9.0%減)、当期利益2億円(43.4%増)の見通し。

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