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サンマルクHD/ファーストフード、事業統括管理部門の減益で当期利益10%減

2009年05月18日 / 決算

サンマルクホールディングスが5月18日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は365億3600万円(前年同期比9.3%増)、営業利益60億7500万円(7.5%減)、経常利益60億9400万円(7.0%減)、当期利益31億9400万円(10.3%減)の増収減益となった。

事業別の概況は、レストラン事業部門で、洋食レストラン「ベーカリーレストラン・サンマルク」につき、顧客データを活用したダイレクトメールによる販売促進策に注力する一方、ローコストオペレーションの実験検証を進めた。店舗状況では、ベーカリーレストラン・サンマルクを直営店5店舗、フランチャイズ店を1店舗出店し、直営店20店舗、フランチャイズ店95店舗の計115店舗体制とした。

和食と甘味処・mimozaはフランチャイズ店1店舗を出店。回転ずし「すし処函館市場」は、値ごろ感のあるメニュー構成の実験、すしのテイクアウト専門店の実験を開始するなど顧客ニーズの収集に努め、同期は「すし処函館市場」を直営店4店舗、フランチャイズ2店舗、テイクアウトの実験店「函館市場すし」を直営店1店舗を出店した。これで期末店舗数は直営店19店舗、フランチャイズ店42店舗の計61店舗となった。

洋食レストラン「ベーカリーレストラン・バケット」では、着実な新規出店をベースにサービスレベルの維持向上に注力し同期はベーカリーレストラン・バケットを直営店6店舗出店。期末店舗数は直営店51店舗、フランチャイズ2店舗の計53店舗となった。

スパゲティ専門店「生麺工房鎌倉パスタ」は、郊外、ショッピングセンターを交えながら幅広い出店を重ね直営店19店舗を出店。期末店舗数は直営店70店舗となった。

炒飯専門店「広東炒飯店(石焼ごはん倶楽部)」は、大型ショッピングセンター中心に出店し、フードコートスタイルの実験出店を開始。同期は直営店11店舗を出店し、これにより直営店25店舗となった。レストラン事業部門売上高は199億8400万円(11.8%増)、営業利益は43億6000万円(1.7%減)の増収減益となった。

ファーストフード事業部門は、コーヒーショップ「サンマルクカフェ」が出店を継続する一方、メニューの一部変更を含む総合的な営業施策で既存業態のテコ入れの実験・普及に努めた。出店では、サンマルクカフェの直営店31店舗、フランチャイズ3店舗を出店し、直営店226店舗、フランチャイズ12店舗の計238店舗体制とした。また、「パン工房・サンマルク」は、フランチャイズ1店舗、うどん店の「あっぱれ讃岐」は、直営店1店舗となった。ファーストフード事業部門売上高は153億4200万円(1.8%増)、営業利益は25億7800万円(10.3%減)となった。

事業統括管理部門は実験店の開設、検証に注力。ドリア専門店の「神戸元町ドリア」の直営店12店舗を出店し、、喫茶店の「表参道茶寮」も直営店1店舗を出店し直営店4店舗体制とした。「倉式珈琲店」業態も直営店3店舗を出店。ハンバーグ専門店の「グリル蔵敷」は直営店2店舗となった。事業統括管理部門の売上高は12億900万円(158.5%増)、営業損失は8億6300万円(前期営業損失7億3900万円)となった。

来期は売上高395億2400万円(8.2%増)、営業利益65億6000万円(8.0%増)、経常利益66億円(8.3%増)、当期利益34億9800万円(9.5%増)と増収増益の見通し。

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