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チヨダ/売上高1.6%減、営業利益12.3%減

2009年07月08日 / 決算

紳士靴・スポーツシューズなどを販売するチヨダが7月8日に発表した2010年2月期第1四半期決算は、売上高は452億6900万円(前年同期比1.6%減)、営業利益24億8100万円(12.3%減)、経常利益26億2100万円(14.7%減)、当期利益9億4100万円(38.0%減)となった。

主力部門の靴部門でプライベートブランドの強化拡大による粗利益率アップ、慎重かつ精度の高い出店などの施策を実施し、不採算店舗も閉鎖した。また衣料品部門では、物流センター活用による機会ロスの削減や在庫コントロールでプロパー消化率アップを推進し、慎重な新規出店と不採算店舗閉鎖を加速。なお今年3月2日で靴事業の拡大強化を目的にアイウォークの株式を取得し子会社化した。

主要部門の売上は、靴部門では特に3月の売上不振が響き、既存店売上のマイナス幅が期初想定よりもやや大きくなった。衣料品部門の既存店売上は、客数・客単価とも減少し、期初想定を下回る二桁の減収となった。

商品動向では、靴部門は3月発売の紳士低価格ビジネスシューズ「ハイドロテック・ブラックコレクション」や「バイオフィッター直線勝負-進化版」がヒットし、「バイオフィッター・レディース」、「バイオフィッタースポーツ」、「バイオフィッターララカジュアル」なども低価格志向の追い風を受けて好調に推移。また「セダークレスト」堅調な売れ行きとなった。衣料品部門では、キッズ商品が堅調に推移したものの主力のメンズとレディースのナショナルブランドジーンズが低価格志向のあおりで不振だった。

店舗状況は出店46店、退店18店となったほか、靴部門の子会社アイウォークの店舗が50店増加したことで期末店舗数は1772店(82店増)となった。

通期は売上高1747億3000万円(1.7%増)、営業利益69億5000万円(3.2%減)、経常利益76億8800万円(0.1%減)、当期利益8億6600万円(116.3%増)を見込んでいる。

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