トップカルチャー/第1四半期の売上高17%増、経常利益8.5%減
2010年03月03日 / 決算
トップカルチャーが3月3日に発表した2010年10月期第1四半期決算によると、売上高は95億1700万円(前年同期比17.1%増)、営業利益2億8500万円(1.5%減)、経常利益2億8800万円(8.5%減)、当期利益1億4800万円(13.9%減)となった。
第1四半期はアンフォルマの完全子会社化で、東京23区内のTSUTAYA11店舗が新たにグループに加わり、期末合計店舗数は77店舗となり、売上にも貢献した。
商品別では、主要商品のうち書籍は企画提案商品の導入強化、売上上位商品の充足率強化が奏功し16.7%増(既存店は1.7%増)と売上を牽引した。文具は定番商品を見直し、売上の底上げを図ったことと趣味文具等の提案強化で25.0%増(20.8%増)と前年を大きく上回った。
レンタルは価格戦略の実施で、貸出本数と客数の増加に繋がり21.3%増(9.6%減)を記録。販売用CD・DVDについては、前年度に実施した不稼動在庫の圧縮で生まれたスペースを書籍、文具など好調部門の売場拡大に充て、売場効率の重視に努めたため、販売用CDは2.4%増(11.1%減)、販売用DVDは6.4%増(13.8%減)で推移した。
利益面では、利益率の高いレンタルの売上減少が影響し売上総利益率が30.4%(0.6%減)と低下したため減益となった。
部門別の概況は、蔦屋書店部門が既存店の売上高がほぼ前年並みだったこと。アンフォルマの完全子会社化に伴う店舗数増加(11店舗)で売上高は91億7800万円(17.8%増)となった。
古本市場トップブックス部門は、消費者の環境意識が高まりを背景に、商品買取強化に取組んだ。これにより、売上高は3億円(0.7%増)となった。
通期は売上高350億円(18.4%増)、営業利益7億7400万円(11.7%増)、経常利益8億2100万円(12.0%増)、当期利益4億1100万円(18.3%増)を見込んでいる。
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