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ドトール・日レスHD/来客数の伸びで営業利益約4.9%減

2010年01月14日 / 決算

ドトール・日レスホールディングスが1月14日に発表した2010年2月期第3四半期決算によると、売上高は752億6200万円(前年同期比4.9%減)、営業利益69億6800万円(4.2%減)、経常利益72億3200万円(4.4%減)、当期利益35億4700万円(26.8%減)となった。

第3四半期は、新業態の開発や店舗運営などを行う完全子会社のD&Nカフェレストランによる「オリーブの木」の新規出店の拡大や新メニュー開発などを実施した。また「カフェ ドゥ エソラ」などカフェ・ダイニング・バールなどのノウハウを取り込んだ新業態を開発。さらにカフェ事業、レストラン事業に続く新規事業のベーカリー事業に本格的に進出するため、サンメリーを完全子会社化している。

小売事業の動向は、「そばDiner 矢萩」、「オールドニューヨークパスタ」を新業態で開店した。ハンバーグメニュー中心の「TAWARAYA俵屋」のチェーン展開も加速し、「オリーブの木」の運営をD&Nカフェレストランに移行そせ店舗の拡大を図った。

カフェ部門では、季節のお薦めドリンクなど新商品の開発に努め、ドトールコーヒーショップやエクセルシオールカフェでポイントカードを導入。利便性を高め、来店機会の提供を狙った。

しかし、高価格帯の業態やロードサイド店舗の来客数が伸び悩み、新型インフルエンザの影響なども重なったため、既存店売上高は前年を下回った。店舗状況はレストラン部門で33店舗を出店する一方、俵屋などに16店舗を業態変更した。カフェ部門では28店舗(直営店1店舗、加盟店27店舗)を出店し、小売事業の売上高は434億9800万円、営業利益は55億9400万円となった。

卸売事業は、一般卸売上でドリップやコーヒー原料の販路拡大に努め、チルド飲料の新商品を積極的に販売するなど順調に業績を拡大。8月に開始した韓国国内でのコーヒー飲料事業も好評で、計画以上の売上を達成した。卸売事業の売上高は310億7400万円、営業利益は54億5500万円だった。

通期は売上高1003億3000万円(3.5%減)、営業利益88億9000万円(5.7%減)、経常利益93億2800万円(5.3%減)、当期利益42億4400万円(5.1%増)を見込んでいる。

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