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ドトール・日レスHD/通期売上高2.6%増の1039億円、営業利益5.7%減

2009年04月15日 / 決算

ドトール・日レスホールディングスが4月15日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は1039億6700万円(前年同期比2.6%増)、営業利益94億2900万円(5.7%減)、経常利益98億4900万円(5.6%減)、当期利益40億3800万円(25.9%減)の増収減益となった。

立地を厳選してグループ全体で86店舗(フランチャイズ店舗含む)を出店し、既存事業の再強化を行った。洋菓子製造卸の効率化・強化を図るために100%子会社「D&Nコンフェクショナリー」を設立したほか、店舗展開力と業態開発力などグループのノウハウを結集し、新規業態の開発や店舗運営などの事業展開を図る100%子会社「D&Nカフェレストラン」を設立、次のステップへ飛躍できる基盤固めに取組んだ。

事業別の概況は、小売事業のレストラン部門を担う日本レストランシステムグループが、商品価値の向上を目指して「先斗入ル」など新メニューの開発を行なう他、紅茶専門店ザ・ダージリン、クイックパスタのPASTA-YAの新業態を開発。

また、ハンバーグメニュー中心のTAWARA-YA(俵屋)の展開を進めた。燃料価格高騰などで、ロードサイド店舗の来客数が伸び悩み、既存店は前年を下回った。

店舗展開では、好立地物件が多かったことで計画を上回る47店舗を出店し、家主の事情などで12店舗を閉店。さらに、顧客の嗜好に合わせてTAWARA-YA(俵屋)などに12店舗を業態変更した。

小売事業のレストラン部門の売上高は302億5700万円(0.8%増)、営業利益は51億3200万円(13.8%減)となった。

喫茶部門のドトールコーヒーグループでは、年間MD計画に沿った季節ごとのキャンペーンや発芽玄米入り特製パンを使用したカンパーニュサンドなど健康に配慮した新商品を発売。

ドトールコーヒーショップ創業以来の定番メニューであるジャーマンドックのリニューアル、エクセルシオールカフェのモーニングセット刷新などでフランチャイズを含めた既存店売上は前年を上回った。小売事業の喫茶部門における売上高は306億7200万円(3.4%増)、営業利益は20億3100万円(0.4%減)となった。

ドトールコーヒーグループの卸売事業では、一般卸売上でドリップやコーヒー原料の販路拡大に注力し、コンビニ向けチルド飲料の新商品を積極的に展開。売上高は431億9200万円(3.0%増)、営業利益は59億8100万円(14.4%増)の大幅増益となった。

次期はフランチャイズを含め105店舗を出店するなどで売上高1064億9000万円(2.4%増)、営業利益107億3400万円(13.8%増)、経常利益110億5900万円(12.3%増)、当期利益55億1900万円(36.7%増)の見通し。

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