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ゲオ/売上総利益率改善で経常利益2倍

2009年11月07日 / 決算

ゲオが11月6日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は1153億2600万円(前年同期比0.1%減)、営業利益59億1000万円(79.6%増)、経常利益59億1900万円(2倍)、当期利益26億800万円(前期は7億2800万円の当期損失)となった。

第2四半期は、メディア事業で主力ゲームソフト販売・運営効率を見直し、この奏功などで売上高は横ばいで推移した。グループの店舗数では(9月末時点)、ゲオショップが直営店787店舗、代理店71店舗、フランチャイズ106店舗の964店舗となった。ゲオ・コミュニケーションズは43店舗、リサイクルストアは直営店213店舗、フランチャイズ39店舗、複合カフェ8店舗体制となった。グループの総店舗数は1307店舗。

メディア事業では様々な販促活動が奏功し売上高は前年を上回った。旧作投資の償却負担軽減で粗利率は改善し、リサイクル部門では中古の買取強化策など、在庫数量の確保などを図っているが、一部の高額商品で需要が低下し、売上高は前年を下回った。反面、売上総利益率は前年より改善した。

新品販売部門では主力タイトルの発売、ゲームハードの値下げなど追い風もあり、売上高は前年を上回った。営業利益も償却済資産の活用、売場効率の見直し、運営コストの抜本的な見直しなどで増益となった。ゲオショップ直営店の売上状況は。レンタルが169億2400万円(1.1%増)。

リサイクルが110億4700万円(10.7%減)、新品が162億5800万円(2.5%増)、その他が2億6300万円(5.8%減)となり、合計売上高は444億9400万円(1.7%減)となった。レンタル会員数は1088万人。

通期は、年度末より新しい共通ポイントサービスPonta導入を決定する一方、メディアショップの出店で上期が出店未達となり、下期の直営店舗の出店数計画を引き下げたため、業績予測を修正し売上高2410億円(4.5%減)、営業利益120億円(17.4%増)、経常利益115億円(18.0%増)、当期利益53億円(210.1%増)を見込んでいる。

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