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パレモ/営業費など諸経費がかさみ当期損失500万円計上

2008年10月06日 / 決算

婦人向けカジュアルウェア・雑貨販売のパレモは10月2日、2009年2月期の中間決算を発表した。それによると、同期の売上高は167億7500万円。営業利益は3億2000万円、経常利益は3億4400万円、当期損失は500万円となった。前年同期比を明記しないのは今中間期より中間連結財務諸表を作成しているため。

中間期は出店・退店を堅実にし、店舗の大型化・複合化にも着手。国内では45店舗を新規出店したほか2店舗の営業を譲受し、18店舗を退店。。中国子会社の巴麓梦(上海)服飾貿易有限公司も上海、常州に2店舗を出店し、中間期末の累計店舗数は600店舗となった。

既存店売上高は11.4%減だが、全社的に取り組んでいるプライベートブランド商品強化で、売上総利益率は52.4%を記録。アパレル部門の売上総利益率は52.5%で、雑貨部門の売上総利益率は50.4%。これらの要因から、売上総利益率は改善に向かいつつあるが、新設店増加による営業費増を吸収できず、また退店損失、固定資産処分損などて計2億1700万円を特別損失に計上し、当期損失を計上した。

セグメント別の状況では、店舗小売事業の売上高は165億5200万円と、連結売上高シェアは98.7%となった。アパレル部門の売上高は117億9800万円で、売上高シェアは70.3%。同期はワンピース、ショートパンツなどが好調に推移したという。雑貨部門の売上高は47億5400万円と売上高シェアは28.4%。その他事業の売上高は2億2200万円で、売上高シェアは1.3%だった。通期は、売上高342億7000万円、営業利益6億8000万円、経常利益6億8000万円を見込み、当期利益は計上されない模様。

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