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ビックカメラ/新店舗貢献し売上高11%増、当期利益49.5%減

2008年10月16日 / 決算

ビックカメラが10月15日に発表した2008年8月期決算によると、同期の売上高は6048億400万円(前期比11.5%増)、営業利益154億9600万円(3.2%減)、経常利益161億6400万円(7.4%減)、当期利益41億1200万円(49.5%減)と増収減益となった。

JR京都駅店(2007年8月開店)、岡山駅前店、ベスト広島店などの売上増が貢献し増収を確保。反面営業利益、経常利益は、新規出店・リニューアルオープン経費、日本BS放送の放送開始経費があり減益。

また、匿名組合清算配当金49億2000万円を特別利益として計上する一方、投資有価証券評価損31億7600万円、貸倒引当金繰入額15億600万円、減損損失28億6100万円を特別損失として計上し当期利益は大幅減益になった。

品目別売上高は大画面薄型テレビ、ブルーレイディスクレコーダーの販売が好調に推移し、テレビ関連売上高は1430億5500万円(14.0%増)と伸長。白物家電は、エアコン等季節家電、冷蔵庫など調理家電が好調に推移し売上高809億8300万円(13.8%増)とこちらも好調。情報通信機器商品は、携帯電話とパソコン本体、パソコンソフトなどが堅調に推移し売上高は2486億3100万円(11.5%増)と全品目で伸びた。

下期は、2011年の地上デジタル放送完全移行に向け、大画面薄型テレビなどが引き続き堅調と見込む。また、エアコン・冷蔵庫など生活家電も堅調に推移と予測。3月に増床・移転した新横浜店や11月開店予定の浜松店、2009年2月開店予定の新潟店など新規店舗の寄与、連結子会社の業績見込みから、売上高は3.8%増の6280億円を見込む。

営業利益・経常利益は、在庫管理精度向上を図り、在庫適正化やロス削減に努め、携帯電話の販売方法の変更による売上総利益率の低下要因をカバー、売上総利益を増加する。

販売費・一般管理費は、新店舗要員と営業力強化の人員増、新規出店に伴う経費増加があるが、経費の効率化とソフマップ、日本BS放送の利益改善を見込み、営業利益は14.2%増の177億円、経常利益は10.7%増の179億円を見込む。当期利益は126.2%増の93億円と大幅増を見込む。

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