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ファミリーマート/第3四半期決算、経常利益16.8%増の332億円

2009年01月12日 / 決算

ファミリーマートが1月9日に発表した2009年2月期第3四半期決算によると、売上高は2199億6900万円(前年同期比9.1%減)、営業利益308億5800万円(17.0%増)、経常利益332億500万円(16.8%増)、当期利益168億5800万円(14.9%増)の減収増益となった。

減収となったのはファミマ・ドット・コムにおける売上高を従来の総額表示から純額表示へ変更に伴うもの。

同四半期は、主力の中食商品などオリジナル商品の開発を進め、品質向上と品揃えの差別化を図った。特に重点商品カテゴリーのパスタ類、ファスト・フード、デザートのブランド強化を図り、時間帯別のニーズに対応した商品の発売や販売促進策に取り組んだ。TV番組とタイアップした弁当など、話題性のある商品も投入し中食売上は好調に推移した。

また、ファミマTカードの新会員向けサービスとして、9月末よりNTTドコモの電子マネー「iD」に対応させたファミマTカードiDのサービスを開始。ファミマTカードやTポイントプログラムの利用促進キャンペーンを継続したことで、利用客数が増加した。

店舗展開では、三大都市圏と地方中心都市など成長性が見込めるエリアに出店。マーケットの変化に対応したビルド&スクラップを実施し、高質な店舗網の構築に務めた。これらにより同期までに350店舗を出店(西武鉄道との共同運営店舗「TOMONY」は11店舗出店)し、242 店舗を閉鎖し、これで期末店舗数は6810店舗となり、国内エリアフランチャイザー3社を含めた国内総店舗数は7318店舗。

さらに海外エリアフランチャイザーでは、台湾などアジアと北米で計7170店舗となり、チェーン全店舗数は1万4488店舗に拡大された。

通期見通しは、売上高2883億円(9.7%減)、営業利益364億円(16.6%増)、経常利益393億円(16.0%増)、当期利益187億円(13.8%増)。

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