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ファンケル/売上高1.8%減、当期利益14.6%増

2009年11月09日 / 決算

ファンケルが11月9日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は476億8300万円(前年同期比1.8%減)、営業利益31億2600万円(5.3%増)、経常利益31億200万円(1.0%減)、当期利益15億4200万円(14.6%増)となった。

第2四半期は、ファンケルショップを3店舗出店する一方、ファンケルハウス3店舗を閉店したため期末店舗数は197店舗となった。事業別の概況は、化粧品関連事業の売上高が121億2500万円(0.9%減)で推移した。

ファンケル化粧品は、前期にリニューアルしたマイルドクレンジングオイルなどが堅調に推移し、94億8000万円(1.0%減)、アテニア化粧品は、夏のキャンペーンが計画通りに行かず22億7100万円(8.1%減)とそれぞれ減少した。

販売チャネル別では、通信販売が61億7200万円(1.9%減)、店舗販売は41億2100万円(6.5%減)、卸販売他チャネルは中国、香港など海外向けが好調で18億3000万円(19.9%増)。営業利益は、広告宣伝費などのマーケティング費用の効率化などで12億8000万円(62.3%増)、営業利益率は4.1ポイント改善し10.6%となった。

栄養補助食品関連事業の売上高は67億6100万円(3.8%減)。製品面では、ビタミン製品などが落ち込む一方、中高年向けサプリメントなどは好調に推移した。販売チャネル別では、通信販売は28億8200万円(4.4%減)、店舗販売は19億200万円(2.5%減)、卸販売他チャネルは19億7600万円(4.0%減)となった。

営業利益は、売上の減少に加え原価率の上昇で6億3100万円(14.9%減)、営業利益率は1.3ポイント低下し9.3%となった。

その他事業の売上高は47億3100万円(3.5%増)。発芽米事業は、業務用の低迷が続き売上高は7億900万円(17.9%減)。青汁事業は粉末タイプの売上が好調で10億3300万円(8.5%増)。いいもの王国通販事業は、冷夏の影響による季節商材の販売不振などで18億8900万円(3.2%減)となった。

その他の事業は肌着、雑貨などが振るわなかったものの、エステ事業のノイエスの新規連結で10億9900万円(36.9%増)となった。営業利益は、発芽米の工場集約によるコスト削減効果などが寄与し、2億300万円となった。

通期は売上高1051億円(7.2%増)、営業利益85億円(27.5%増)、経常利益85億円(22.5%増)、当期利益34億円(27.7%増)を見込んでいる。

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