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ヤマザワ/経費や仕入れ価格増などで減収減益、当期利益40%減

2008年11月09日 / 決算

山形県内を中心に展開するスーパー、ヤマザワが11月7日に発表した2009年3月期第2四半期決算によると、売上高は461億2600万円(前期比0.6%減)、営業利益11億8300万円(20.5%減)、経常利益11億9600万円(20.0%減)、当期利益4億1100万円(40.5%減)と減収減益となった。

第2四半期は、月間の生活応援セール、水曜均一セールなどの集客イベントを開催。相次ぐ商品値上げに対しての「価格凍結」など収益向上に務めた。商品面でも地産地消推進のため、青果部門で地場野菜コーナーの店舗展開を拡大。山形牛の市場直接買い付けを行なっている。また、全国的ナウ子誤記となりつつあるマイバック持参運動を推進。

行政・消費者団体とレジ袋無料配布見直しに関する協定を締結した。レジ袋無料配布中止は7月1日より山形市内15店舗、仙台市内1店舗、9月1日より鶴岡市内3店舗で実施し、なお拡大する。

さらに店舗運営コスト削減などのため、7月からセルフレジを1店舗に導入。出退店状況では、スーパーマーケット事業部門で既存店活性化のため、6月-9月に掛けて4店舗を改装。ドラッグ事業部門では、調剤薬局を3店舗新規出店した。

しかし、仕入価格上昇による売上総利益率低下、原油価格高騰などの経費増で減収減益となり、一部子会社で繰延税金資産の取り崩しを行なったことで当期利益が減益となった。

通期は今回の業績を反映し、業績予測を修正した。修正後の予測売上高は920億円(当初予測より修正なし)、営業利益23億円(20.7%減)、経常利益23億円(20.7%減)、当期利益10億円(35.5%減)と減益が継続する見込み。

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