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しまむら/第1四半期の売上高6.3%増、営業利益9.6%減

2009年06月30日 / 決算

しまむらが6月30日に発表した2010年2月期第1四半期決算によると、売上高は1033億5200万円(前年同期比6.3%増)、営業利益68億8900万円(9.6%減)、経常利益71億9100万円(7.9%減)、当期利益38億400万円(13.6%減)となった。

事業別の概況は、主力のしまむら事業で商品政策では商品価格の見直しを進めつつ、引き続きトレンド提案に注力。売場での演出技術力を向上させる一方、広告宣伝ではチラシに加えテレビ、ファッション雑誌などの媒体も活用し集客力向上に努めた。このため来店客数は7.4%増、既存店売上高は2.5%増とそれぞれ増加。

さらに商品のコンセプトを明確化し、高品質・低価格化に加え素材・機能へのこだわりを強めたストア・ブランドをアピールした結果、ストア・ブランドの販売額は115.7%増と大幅増となり、売上高シェアは27.8%まで拡大した。店舗状況では引き続き積極的に新設を行ない、7店舗を開設。既存1店舗の建替えと、9店舗で大規模な改装を実施し、期末のしまむら事業店舗数は1130店舗、売上高は6.5%増の867億4100万円となった。

ベビー・トドラー用品を扱うバースデイ事業は、ブランド化の推進、しまむらとの仕入先の共有化や売場レイアウトの変更に注力し、商品力と演出力を向上させた。同期は2店舗を開設し期末店舗数は102店舗、売上高は14.6%増の36億3400万円となった。

女性のファッション雑貨のシャンブル事業は、ブランド化推進と商品管理レベルの向上、ゆとりある売場を目指した売場レイアウトの変更を行った。1店舗の新設で期末店舗数は67店舗となり、売上高は2.1%増の19億4800万円となった。

カジュアル・シューズ専門店のディバロ事業は、出店はなく既存10店舗の営業で、売上高は32.4%増の1億円だった。

子会社のアベイルは、広告宣伝媒体の多様化を進め、タレント企画や雑誌によるプロモーション企画で集客増を図った。また商品力の強化を図るため、しまむら事業との情報や生産拠点の共有化を進行中。同期は1店舗を開設し期末店舗数は224店舗となった。売上高は4.4%増の104億3300万円となった。

台湾で事業展開する思夢楽は、1店舗を退店し28店舗体制となった。売上高は10.5%減(NT$ベース)となった。

通期は売上高4242億円(3.3%増)、営業利益348億8000万円(4.4%増)、経常利益357億3600万円(5.1%増)、当期利益197億円(3.4%増)を見込んでいる。

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