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ローソン/2月期の売上高16%増、当期利益14.4%増

2009年04月14日 / 決算

ローソンが4月13日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は3494億7600万円(前年同期比16.0%増)、営業利益491億8600万円(5.5%増)、経常利益487億8700万円(5.5%増)、当期利益253億600万円(14.4%増)の増収増益となった。

商品面で、幅広い客層に受け入れられる商品開発に注力し、従来の主要客層である若年男性を意識したボリューム感のある商品を開発。「元気な大盛カツ丼」「肉たっぷり冷し中華」などの商品を展開した。

販売促進面では、「ローソン元気計画!」に沿ったエンタテイメント性をより強化した取組を行い、9月-11月には、「秋のリラックマフェア」を展開、女性来店客など新規顧客の拡大を狙った。

商品群別の売上高は、加工食品844億324万円(16.2%増)、ファストフード3328億9400万円(1.6%増)、日配食品1861億900万円(14.4%増)、非食品1954億5300万円(1.4%減)。

店舗運営面では、必要な商品が売場で品切れしている販売機会ロスと、商品が売れず余ってしまう商品廃棄ロスの2つのロスを低減させるため、個店カルテ(個店マーケティング分析と個店経営分析から構成された経営判断資料)の進化と活用促進を図った。

さらに、今年度に導入する新発注システムに伴い、覆面調査員が来店客の視点で各店舗を客観的かつ定量的に評価するミステリーショッパー制度を継続して実施し、店舗運営力を強化させ、店舗開発面では、関東・中部・近畿などの大都市圏に出店を集中させ、高収益の見込める店舗開発に努め、新店日販は好調に推移した。

フォーマット戦略では、「ローソン」「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」と「ローソンプラス」のそれぞれの客層に合わせたフォーマットを活用し、地域のニーズに合った出店・改装を推進。九九プラスも昨年9月5日に連結子会社化され、グループの一員となった。期末店舗数はローソン8509店舗、ナチュラルローソン93店舗、ローソンストア100・SHOP99が925店舗の計9527店舗。

このほか、ローソンチケットは主力のコンサートチケットが好調でチケット取扱高、営業利益ともに前年実績を上回った。

ローソン・エイティエム・ネットワークスは、ローソン店舗などへのATMの設置台数と取扱件数の伸長で、こちらも好調に推移。年度末ATM設置台数は5970台となった。

次期は顧客満足度向上、閉店に伴う損失の低減などで売上高4690億円(34.2%増)、営業利益505億円(2.7%増)、経常利益497億円(1.9%増)、当期利益255億円(0.8%増)の見通し。

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