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サンデー/2月期の売上高16.0%増、営業損失8億円

2009年04月06日 / 決算

サンデーが4月6日発表した2009年2月期連結業績によると、売上高531億500万円(前年同期比16.0%増)、営業損失8億400万円(前期は3億900万円の営業損失)、経常損失9億900万円(3億2900万円の経常損失)、当期損失9億7800万円(8億7400万円の当期損失)となった。

2008年3月にサンデー最大の売場面積の青森浜田店、4月には宮城県に大和吉岡店、5月には秋田県に鷹巣店、10月には秋田県に大曲店を出店した。

スーパーセンター(SuC)事業では、2月に秋田県の「イオンSuC五城目店」、3月に宮城県のイオンSuC加美店、4月には福島県のイオンSuC鏡石店、岩手県のイオンSuC盛岡渋民店、10月には秋田県のイオンSuC湯沢店へコンセッショナリー(名前を出さない専門店)として参画。

ジョイは5月には山形県に藤島店、10月にはあつみ店を出店した。グループの店舗数は、サンデーのホームセンター46店舗、イオンスーパーセンターへのコンセッショナリー参画15店舗、ジョイ19店舗で合計80店舗となった。営業損益については、下期に入り急激に下降した購買行動の影響によって、売上高未達による荒利益高の不足と、光熱用水費や新店の備品などの販管費が計画を上回った。

特に2008年度に出店した新店が、計画通りの実績を残すことができずに8億400万円の営業損失となった。経常損益は営業外費用の増加により9億900万円の損失、当期純損益は、地役権設定益や未払賃借料戻入益などの特別利益を計上したほか、2009年度閉店予定店舗の減損損失など2億3400万円の特別損失を加え9億7800万円の損失となった。

部門別では、DIY用品が、6月と7月の地震により、家具転倒防止などの防災用品、コーキング、セメントなどの補修用品が好調に推移し、売上高は94億3800万円。

家庭用品では、販促に重点をおいたガステーブル、火災報知機、家庭雑貨の調理用品、地デジ対応のテレビ、調理家電が好調で全体を牽引した。下半期からの灯油の高騰などにより生活防衛行動が高まり、家庭用品の購買行動が影響を受け、売上高は242億1800万円。

カー・レジャー用品では、鮮度管理を強化した野菜苗や園芸資材、政策的に拡大した作業衣料、価格訴求を強化したペット用品が順調に推移。自転車整備士による修理サービスが支持を受け、サイクルも順調に推移し、売上高は177億2200万円。

2010年の通期業績予想は、売上高513億円、営業利益1億7200万円、経常利益1億1200万円、当期利益8400万円を見込んでいる。

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